あいんず通信11月号

EINZ 代表 永長淳です。

○○の秋と言いますが、皆さんはどのようにお過ごしでしょうか。

活字中毒の私は本に関しては雑食で、秋に限らず、日々まんべんなく読みふけっています。

そして、時にマンガもつまみ食いします。

「もう、マンガばっかり読んで!」と叱られなくなった上京後から、反動で量が急増したような気がします。

すぐに読み終わるので買えば買うほど溜まってしまいましたが、今は便利ですね。

スマートフォンやタブレットでいつでも簡単に読むことができますし、何よりかさばらない。

そんな中、発売後すぐに読んでいるものがあります。

ビッグコミックで連載中の「正直不動産」。

たかがマンガ、されどマンガ。

新・中間省略登記、借地権、再建築不可、フラット35など、毎回テーマを変えてトラブルを乗り越えていきます。

例えば、民法改正に伴う「契約不適合責任」のように、その時々の流行も交えているので、不動産屋としては非常に勉強になります。

不動産業界内で人気を博しているのも頷けます。

もうこれはマンガじゃないですね。

教科書です。

数年前、北川景子主演の「家売るオンナ」も人気がありました。

不動産が明るいテーマとして取り上げられ始めています。

こうして皆さんが興味を持って、不動産自体の敷居が低くなるのは嬉しいことです。

ご相談や携わった案件の具体的なお話し

先日購入した都内にある築30年強の木造アパートについてです。

アパートを相続したのは遠方にお住まいのご子息。

家賃入金含め、お父さまが自身で管理していて、老朽化が進み、原状回復もしない部屋が増え、入居者が1室のみとなり、雨漏りが出たところでお亡くなりになりました。

建替えも視野に入れていたのだろう、とのことです。

遠方ゆえにアパートを運営するのは困難だし、できれば入居者と建替えの話もせず、現状のまま売却したい、と仲介会社へ相談に行きます。

ではそこから、なぜ当社に相談が来たのか、という点です。

・ 1室とはいえ賃貸借契約が継続中
・ 賃貸借契約期間が長い
・ 入居者が高齢夫婦

この3点が重要な要素です。

老朽化が進んでいるからとお引越しをお願いするのは完全にオーナー側の都合です。

お父さまと入居者が直接賃貸借契約を結んでいましたが、かれこれ30年強の間、特に連絡は取り合っていませんでした。

その状況で相続し、入居者とは接触はありません。

またご高齢でのお引越しの場合、引越し先のオーナーから拒否されるケースがあり、新規賃貸借契約のハードルが高いと言えます。

ということから、購入後に、入居者へお引越しのお願いをして、協力が得られれば御の字、ダメならば満室稼働へ向けて動き出しませんか、という依頼だったです。

ここから満室稼働させるには、「建物全体の修繕」「雨漏りの補修」「空室の原状回復」「賃貸募集」という過程を経なければならず、それなりに費用がかかります。

可能な限り、売主様と仲介会社の希望に沿うよう購入するのが当社の役割なので、喜んで購入することになったわけです。

購入後、仲介会社と一緒に虎屋の羊羹片手に、入居者へご挨拶。

アパートの今後についての当社の考え方、そして入居者に対して当社ができることをお話しします。

何度かお伺いした結果、「新築時から住まわせてもらって感謝している」ということから、お引越しへ向け全面的に協力を得られます。

聞くと、何かしてくれたわけではなかったのですが、安心して住み続けられていた、とのこと。

恐らくお父さまの対応が十分だったのだろうと感じました。

その後、アパートは解体し宅地として販売。

素敵な買主様にご購入いただきました。スタートから良縁だった不動産は、最後まで良縁でした。

こういった取り引きを終えた後、やはり不動産は縁物だと実感します。

不動産あるある

07『価格交渉してから内見、買付は無意味』

07『価格交渉してから内見、買付は無意味』
人気のあるものは本当に足が速い。

昨日問い合わせがあって、今日見て、明日契約、なんてスピード成約もあり得ます。

売却依頼を受けると不動産業者間のオンラインネットワークに登録するのですが、登録ボタンを押した数分後に「○○マンションはまだ紹介可能ですか?」という問い合わせがあります。

人気のあるものは、潜在的に探している人がいるので、「売りに出たら教えてください」と懇意にしている仲介会社に依頼しています。

そのため、仲介会社の担当者は毎日のように売りに出るのを待っているので、こんな恐ろしいスピードで問い合わせてくるのです。

そして、足が速いことを十分理解していて、明日は行けるのに今日は行けないなんて時には、「先に申し込みを入れてもいいですか?」という相談をしてきます。

購入申込書、いわゆる買付には法的な拘束力はありませんが、なんとか唾を付けておきたい一心での相談です。

もちろん「いやいや、まだ室内見てないじゃない」と断ります。

ワンポイントスキルアップ

目的のシートへ一瞬で移動できるハイパーリンク

エクセル(Excel)を使っていて1つのファイルに何枚もシート作ることがあると思います。

数枚のシートであれば、スムーズに移動できますが、大量になるとシートを探すのが大変ですね。

そこで、今回は、ハイパーリンクを利用して、移動をスムーズにする方法をお伝えします。

下記の表のように月別にシートが分かれているとします。

TOPのシートからすぐに目的の「月」のシートへ移動できるように設定していきたいと思います。

TOPのシートA3セルの「1月」とシートの「1月」をリンクさせます。

① A3セルにカーソルを合わせアクティブにします。
②「挿入」タブをクリック
③「リンク」をクリック
④「ハイパーリンクの挿入」のウィンドウが表示されるので、「リンク先」の枠から「このドキュメント内」をクリック
⑤ ドキュメント内の場所を選択してくださいの枠から「’1月’」をクリック
⑥「OK」をクリック

これで、A3のセル(1月)に「1月のシート」がリンクされました。

A3のセルをクリックすると、一瞬で1月のシートへ移動できます。

2月以降も同様に設定することでTOPのシートからの移動がスムーズになります。

シートの枚数がたくさんあると最初の設定が大変ですが、一度設定するとその後の作業が楽になります。

ぜひご活用ください。

「やわらか頭体操」

クイズ制作 かみふじこうじ

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