EINZ 代表 永長淳です。
当社も13年間続けていると、手広く事業を始めるタイミングが少なくても数度ありました
新しい事業は取引先や関係者が違います。
だからドキドキ、ワクワク。
「不動産有料引き取りSOS」はその一つ。
”負動産”の橋渡しをモットーに少しでも所有者の力になれればいいなとスタートしました。
どちらかというと慈善事業に近い。
でもビジネスライクに捉えて際どい案件をこなしたり、それで本当に大丈夫なの? っていう業者も他所にはいたり。
そんなこんなで価値観の近しい同業者と「不動産有料引取業協議会」を設立しました。
現在は4社で「安心安全な業界にして行こう!」と活動中です。
先般、「有料引き取りとはなんぞや」ということで、4社で国土交通省に伺いました。
・ 不動産売買で、お宅ら買主が取る費用って仲介手数料と違うんかい?
・ 良い業者と悪い業者の線引きはなんぞや?
・ お宅らは何をもって良い業者といえるんや?
とかグイグイ質問があったり。
所有者は安く手放せられればそれでいいかもしれない。
でも引き取るときに費用を取るだけ取って、結局管理されずに放置されたり、万一業者から国に帰属することになったら大問題です。
何を言われても自社のモットーを大切に日々尽力していかねば、と考えさせられました。
ご相談や携わった案件の具体的なお話し
先日、不動産再生事業の一環で、近郊にて4棟の建物がある100坪強の宅地を取得しました。
相続により取得するものの、遠方のため維持管理し続けることができないことが売却理由です。
条件なく現況のままでの譲渡を希望していました。
今回の課題は二つ。
・ 未接道のため再建築不可
・ 2棟は空家、1棟は賃貸中、もう1棟は状況分からず
最終的に、一宅地として事業用地にすることが目的です。
そのため、しばらくは賃貸しつつ全部が空家になったタイミングで解体することになります。
前面の道路っぽい通路は、建築基準法外で車の侵入不可。逆側は河川に面しています。
どうやって解体しよう……。
公道までは随分と遠く、手作業で行うにも骨が折れそうです。
行政と相談したところ、接道要件を満たすような橋梁は検討可能とのこと。少し光が見えました。
現況不明の1棟について詳しく聞いたところ、以下の通り。
・ 当初から親子二人で入居していたが、家賃滞納ののち退去したはず(亡くなった父のメモ)
・ 賃料の入金はないが、少し前に入居している形跡があった
取得後に何度か電話するもつながらず、お便りするも音沙汰がありません。
住んでいるかもしれないのなら状況を把握しなくては、と現地に突撃訪問します。
たまたま在宅していて、新所有者であることを伝え、これまでの経緯含め話を伺います。
・ 建物老朽化を理由に家賃は半額にしてもらった。
・ その時点から退去を検討している。
・ 役所に相談したが優先する人が多く後回しになっている。
現在は二人とも生活保護を受けている様子。
支給額から家賃の捻出は不可能ですが、当社もこのまま無償で住み続けてもらうわけにもいきません。
家賃についてはまだ保護を受けていないとのことだったので、その足でまっすぐ役所へ向かいます。
「○○町の△△さんの件で。大家のEINZです」
>あぁ△△さんの。どうしました?
「生活保護を受けていますが家賃分の支払いをお願いします」
>では賃貸借契約書と……
そう、家賃分は別途で手当てしてもらえるんです。
本件については二人それぞれに。火災保険料も。
ということで改めて賃貸借契約書を作成し直し、保険の申し込みもしてもらいました。
手続きは完了しましたが建物の老朽化が止まったわけではありません。
何かトラブルが起きる前に、お引越し先を斡旋しなくては。
不動産思い出あれこれ
⑬『掃除』
大手仲介会社勤務時代、朝出社したら掃除は終わっていて、ゴミ箱の中も綺麗になくなっていたわけです。
慣れてしまうとそれが普通のことと思ってしまいますが、全然普通じゃない。
退職後、修業していた頃は当然全て自分でやらなくちゃいけません。
当時は自身でしっかりと大掃除をやった経験がありませんでした。
そんな修業先は、いつ誰が来てもいいくらい事務所内が綺麗に仕上がっていました。
キッチンの排水溝の奥のアレも回し出してゴシゴシ。
トイレの床や壁も雑巾でフキフキ。
え? そんなところも、やるの?
>自分の事務所で掃除しないところがあるのはおかしいだろう。
そんな毎日を過ごし、今では逞しく公私とも室内を掃除できるようになりました。
そこで順守すべき掟は「ゴミは毎日捨てること」。
ゴミ箱も事務所の一部。
ゴミ箱の中にゴミがあるとゴミの中で仕事をしているようなものだ、と。
幸いにもビルの1階には24時間出せるゴミ置き場があったので常にゴミ箱は空に保つことができました。
ワンポイントスキルアップ
スプレッドシートでタスク管理をしよう
今回は、Google スプレッドシートのチェックボックスを使って、タスクの進捗を視覚的に管理できる方法をご紹介します。
チェックを入れると、タスク名に斜線が引かれ、背景色が変わるように条件付き書式を設定することで、完了したタスクを一目で確認でき、効率的に進捗を追跡することができます。
1.表を作成し、チェックボックスを設置します。
まず、タスクの一覧を作成し、表形式に整理します。
チェックボックスを追加したいセルを選択します。
次に、メニューバーから「挿入」をクリックし、表示されるメニューの中から「チェックボックス」を選択します。
2.背景色と取消線をつけていく
チェックボックスを設置したら、次にチェックを入れた際に取り消し線と背景色が自動で変更されるように設定します。
まず、リスト全体を選択し、次に「表示形式」メニューから「条件付き書式」を選びます。
3.条件付き書式の設定
「+条件を追加」をクリックし、書式のルールとして「カスタム数式」を選択します。
この表の場合は「=$A2=”TRUE”」と入力します。
次に、書式設定のスタイルで取り消し線と背景色を選び、設定が完了したら「完了」をクリックします。
数式はリストを作成するセルの場所によって異なります。
条件を追加すると、チェックボックスにチェックを入れると、色が変わり、取り消し線が表示されるようになります。
条件付き書式を活用することで、完了したタスクを一目で確認でき、効率的に作業を進めることができます。
「やわらか頭体操」
