EINZ 代表 永長淳です。
昨年「不動産有料引き取りSOS」は、購入14件、売却8件で計22件の取り引きがありました。
長期保有の不動産を増やすことができたので、より事業としての基盤を作れた印象です。
そんな中でも蒔き続けている種がまだいくつかあるので、今年はその内の一つでも開花させることができるよう走り回らないといけないな、と考えています。
当社は不動産業者なので、不動産を売ったり買ったりし続けなくてはいけません。
色々な条件が揃って不動産市場はバブルに近い状態なので当然ですが、ここ数年は
「高く売れるけど、買う物件も高い。でも買った物件が高く売れる。でも買う物件は高い」
という状態です。
バブルはいつか弾けると頭にあるので、くらいついていくのに必死です。
今年こそは高止まりするのかな、どうなのかな。
ここ5年は「人」との出会いと、まつわる「案件」に恵まれていて、かつ継続しています。
昨年後半からは皆さんと面談できる機会が増えてきたので、より素敵な出会いも増える一年になるのでは、と心ながらに期待しています。
やはり直接会って話すのが一番!
毎年のことですが、
「 去年よりも多く、そして来年は今年よりも多く。」
全てにおいて去年以上の一年となるよう、考えに考えて、動けるだけ動きます。
改めまして本年もどうぞよろしくお願いします。
ご相談や携わった案件の具体的なお話し
遂に長編となった10階建て案件の解決編最終章です。
転貸借契約が解除できれば乗り切れる!? 段階まで形ができあがってきた本件。
その転借人との初回面談時は、ゼロ回答。
とは言え交渉を続けるしかない相談者側。
今月はその結果をお話しします。
期限が迫る中、今後の流れを説明して交渉を続けます。
このままでは期限到来、払下げができない、借地権返還。
伴って転貸借契約は当然に無効。
支払える金額に限りはあるがなんとか協力して欲しい。
1回目、2回目と協力金を少しずつ増額するも、ゼロ回答。
いよいよ先方の本気度合いを理解します。
本当に「共倒れでも構わない」という強い意志。
出方を変えて、一度正式に謝罪し先方の意向を伺います。
その回答は、
・本件は所有権だったら最低●●万円くらいの価値がある。
・相談者は何もしていないのに同額の価値を手にする。
・それは本来自分が得るべきもの。
という内容でした。
では、
・ 前回同様のプランを再度練ることはできないか。
・ できない場合はこちらに歩み寄れないか。
と返すも
・ もう同様のプランはできるわけがない。
・ その価値を支払えば白紙に協力する。
・ 相談者は借入してでも支払うべき。
というゼロヒャクのヒャク回答が返ってきました。
ここでとうとう先方の意向は、怒り半分、残り半分は金銭、ということが分かりました。
交渉できるとしてもあと数回。
資金繰りをより細かく行い、買主となる不動産業者にも頭を下げ購入価格を少し上げてくれることに。
やることをやりつくしたその結果、
・ 当初話していた●●万円の半分程度。
・ 払下げ時に一括で支払う。
というところまで歩み寄って白紙で解除してくれることになりました。
全てのパーツが揃いましたのであとは払下げを待つだけ、と誰しもが安堵し払下げ当日を待っていました。
現実には「田」「融資」「甲乙、乙丙の同時申請」というトリッキーな
取引のため、金融機関と司法書士の先生は払下げ当日から移転完了のその日まで気が気ではなかったようです。
フワフワしたグラグラな状態から、最後の最後まで皆さんにご協力いただき大変勉強になった案件でした。
恐らくこの難解さは半分程度しか伝えられていませんので、より詳細な内容はお会いした方に直接。
不動産業界思い出あれこれ
⑨『いわゆる不動産業』
たまに会う友人からは「不動産屋なんだよね?」と聞かれます。
ひょっとしたら不動産屋は希少職種なのでは?
と思うときもあります。
不動産業界内で友人が多くなりましたが、確かに古くからの友人で不動産屋さんになった人はいないかもしれません。
そして、確かに不動産屋なので「YES」と答えますが、常々、不動産屋さんって何だろう、と考えています。
そもそも不動産業界は大きく4つの分野に分けられます。
① 自社で買ったり売ったりする「売買」
② 売主と買主をつなげる「仲介」
③ 不動産の保有を手助けする「管理」
④ 貸主と借主をつなげる「賃貸」
売買は仲介を通して買ったり売ったりして、買った物件は管理を任せ、そして投資用不動産などは賃貸に募集をお願いします。
全てつながっていますが、それぞれの分野が専門としていることが多いです。
当社は売買を専門としているので、仲介や管理、そして賃貸はメインでは取り扱いません。
そこもやり始めると、手が回らなくなるからです。
もっと拡大解釈すると、建築なんかも不動産業に入るのかどうなのか。
ワンポイントスキルアップ
「Excelで文字列をつなげる方法」
セルにそれぞれ入力されている別々の文字をつなぐことができます。
今回は文字列を「&」でつなげる方法や関数を使用した方法をご紹介いたします。
【&を使用して文字列をつなげる】
まずは「&」でつなげる方法をご紹介いたします。
セルA1に「今日の天気は」、セルA2に「晴れです。」と入力してある場合、セルA4に「=A1&A2」と入力すると、「今日の天気は晴れです。」と表示されます。
直接文字列をつなげる場合
2つの文字列を直接つなげる場合は、文字列を「””」で囲みます。
セルA3に入力されている数式は「=”今日の天気は”&”晴れです。”」となります。
間を空けてつなげる
文字列は「&」でいくつでもつなげることが可能です。
つないだ文字と文字の間をあけたい場合は「& ” ”」のように、スペースを””で囲みつなげます。
セルE2に入力した数式は「= ”〒” & A2 & ” “ & B2 & C2 & D2」となります。
【関数を使用して文字列をつなげる】
次は関数を使用して文字列をつなげる方法です。
多くの文字列をつなげるときには、&を入力するよりも簡単で手間が省けます。
つなげた文字を表示させたいセルE2をクリックした後に、「fx」をクリックします。
関数の分類は「文字列操作」、関数名は「CONCAT」を選択で「OK」をクリックします。
入力画面が出ますので、以下の通り入力していきます。
テキスト1は「”〒”」を入力し、テキスト2はセルA2、テキスト3は「 ” ” 」を入力(※スペースを””で囲む)テキスト4はセルB2、テキスト5はセルC2をクリックしていきます。
テキスト5以降も入力したいので、右側にある▼の矢印をクリックしてテキスト6以降を表示させます。
テキスト6はセルD2をクリックで入力後、「OK」をクリックします。
セルE2に住所がつながった状態で表示されました。
(〒・郵便番号・スペース・都道府県・市区町村・番地等)
入力された数式があるセルE2をクリック後、下方向へコピーして入力は完了です。