いわゆる年度末だった先月。
最終週に「売却物件ないですか?」「これ買えますか!?」といった押し込み案件でバタバタしました。
もう少しの間は余韻が続きそうですね。
年度を越えて、外国人が急増しているここ渋谷においては新社会人が溢れています。
直接的な研修がコロナ期には少なかったと思います。
再開されて同期の方々や先輩たちと仲良く楽しい社会人生活が始まることを願っています。
今の日本は、円安が進んで、株価はバブル後最高値をつけて、金利は上がりそう。
不動産価格の過熱ぶりは都心部を中心に止まる気配がありません。
今後の先行きはなんとも予想しにくい状況です。
彼らの初々しさに日本の未来を期待しましょう。
そんな不透明な中、平成24年4月2日設立の当社は12期目を終え13期目に突入です。
会社も子供のようなもので可愛くて仕方がありません。
12歳なんて子供でいったら小学校を卒業して中学校に入る年齢です。
平成27年度に取得した宅建業の免許も今年度更新です。
東京都知事(2)から(3)へ。
着実に数字を重ねていますが、果たして実を伴っているのかどうか。
反省と改善を繰り返していかなくてはいけませんね。
それはそうと更新手続きを忘れないようにしっかりメモしておかないと。
ご相談や携わった案件の具体的なお話し
不動産再生事業の一環として大田区内の住宅地で中古の一戸建てを取得しました。
土地、建物ともに27坪。
平成6年築の2階建て。
売主さまは大切に使っていて、定期的にしっかりメンテナンスしていました。
築後30年を迎えますが建物はとっても綺麗な状態。
もったいない性分の当社は活かす方法でお譲りいただきます。
アスベスト規制の強化で解体時に調査が義務化されて、最近では手間も増えたために費用が上がりました。
建材や住宅設備もこぞって値上がりしています。
解体して新築するとなると3,000万円前後、ちょっと前なら2,000万円前後の印象です。
そして改修なら1,000万円前後。
再流通させるならば総額を抑えて提供したい。
そう目標を定めてプランを決めていきます。
知識のある方に協力を得て検討を始めます。
周辺の新築戸建てを調べると、最近は仕様が良いですね。
・ LDKはキッチンまで床暖房
・ 一昔前と比べて収納力アップ
・ 居室数は広さあって3~4室
・ キッチンは幅広で食洗器付き
・ 宅配ロッカー付 等々
細かいところまで言い出したらキリがありません。
競合となるためにしっかり落とし込みます。
こっちは中古戸建てなので見劣りしないようにしなくてはいけません。
そうして交わした意見交換。
いやー、プロって流石ですね。
・ キッチンや浴槽は人工大理石で華やかに。
・ ここの壁はアクセントで違うものに。
・ 洗濯スペースをキッチンへ移動し浴室を広げましょう。
・ 動線を考えドアと収納の位置を交換。
・ 縦列でも車は2台置けるようにしましょう。
当社が無知すぎるだけなのかもしれませんが終始驚きです。
販売活動時にはレンタル家具を置いてイメージしやすいようにする予定です。
権利関係や形状を整理することが多く、当社は建築やリフォームの案件はあまり多く取り扱っていません。
これら工事は単発では割高で、件数をこなすことで費用が抑えられます。
そのため特化する必要があるからです。
とはいえ今回購入者目線で作り上げていきました。
何かを建てたり残したりすることは、未来を想像しながらのお仕事で楽しいですね。
ゴールデンウィーク前の完成が待ち遠しいです。
あの日あの時あの場所は
⑫『築地と豊洲』
豊洲新市場は、築地市場の代替施設として2018年に開場記念式典が行なわれて取引がスタートしました。
豊洲市に移転したのは「築地場内市場」だけで、多くの一般客に愛され続けた築地場外市場は今でも同じ場所で営業中です。
最寄り駅は日比谷線の築地駅と、2000年に開通した大江戸線の築地市場駅の2つで、それぞれ市場まで徒歩1分の距離です。
築地市場での買い物は便利ですが、場内、場外ともに早朝から昼辺りまでがピークなので、夕方以降はほとんどの店が閉まります。
大型スーパーなどもないので、夜間の買い物は小型スーパーやコンビニが頼りとなります。
しかし銀座まで、わずか徒歩10分程度なので、日用品から嗜好品まで買い物に困ることはありません。
豊洲市場は東京都江東区に位置していて、この辺りの家賃は築地よりも高い相場となっています。
都内でもかなり高い水準ですが、この背景には2001年頃から本格化した市場の移転計画が関係しています。
移転が決定したことで豊洲の再開発は急激に進んで、今や豊洲を象徴する景色であるタワーマンション街が形成されていきました。
どちらかというと賃貸物件を探す単身者よりも、高所得者のファミリー層を中心に人気の土地となっています。
住環境としては、マンションを中心とした住宅街やオフィスビルだけでなく、ららぽーと豊洲などの商業施設も充実していて、豊洲に住むこと自体がひとつのステータスとして考えられるほどになりました。
築15年経過した今、分譲価格と比較すると現在の流通価格は約2倍。
先見の明と思い切りの良さがある方々は、こうして資産が増えていくようです。
ワンポイントスキルアップ
便利な表計算ツールGoogle スプレッドシート
【Googleスプレットシートとは】
リモートワークが定番化しつつある中、データ共有をする際に便利なツールとして知られているのがオンラインで共同編集が可能な表計算ソフトGoogleのスプレッドシートです。
無料のGoogleアカウントを取得すれば、誰でもすぐに利用できます。
グラフの作成や装飾もできるExcel(エクセル)とは異なり、単純な表計算や回帰分析に特化していて、計算や分析の手間を大きく省けるツールだと言えます。
【Googleスプレットシートの特徴】
■複数人で同時編集が可能!
Googleスプレッドシートは複数のユーザーによるオンラインでの同時編集が可能です。
編集内容はリアルタイムで反映され、さらに他のユーザーが今どこのセルで作業しているかもひと目で分かります。
セル単位でコメントを作成・追記・返信する機能もあるため、共同作業に最適です。
■Webブラウザで閲覧・編集できる
Googleスプレッドシートの共有URL(リンク)を発行すると、「Google Chrome」や「Safari」などのWebブラウザから閲覧・編集することが可能です。
そのため、アプリをインストールしていないデバイスからでもスムーズに確認することができます。
■データが自動保存され履歴から復元もできる
Googleスプレッドシート上のデータは、常に自動保存されます。
そのため、エクセルのように「保存し忘れてデータが消えてしまった」ということがありません。
また、過去に保存されたデータは、編集履歴として残り、【いつ】【誰が】【どのように変更した】まで記録されます。
編集履歴をチェックしたい時は、画面上部にある[時計マーク]から確認しましょう。
編集履歴にある過去の状態に復元することもできます。
データを編集していて誤って消してしまった!など、過去のデータに戻したい時に役立ちます。
■Excelと互換性がある
GoogleスプレッドシートはExcelと互換性があり、オンラインでExcelファイルを編集できます。
Excelとインターフェースも似ているため、Excelと同じような感覚で利用できるので、使いやすいツールと言えるでしょう。
【エクセルとの違い】
さて最後に、Googleスプレッドシートと似ているExcelですが、この2つにどんな違いがあるかご紹介します。
■仕様について
スプレッドシートは、アプリやソフトウェアをインストールしなくても使用できるクラウド型ですが、Excelはパソコンにインストールしなければ使用できません。
■自動保存について
スプレッドシートは編集する度に自動保存され、Googleドライブに自動保存されるので、保存し忘れやファイルがどこに行ったか分からないなど、紛失するリスクがありません。
Excelにも自動保存機能はあり、前回の保存から10分経過後(初期設定の時間)に自動保存されます。
ただしその10分間の合間に間違って保存せずファイルを閉じてしまったりすることもあるので、心配な方は短いスパンで自動保存するように設定を変えることをおすすめします。
■価格について
スプレッドシートはGoogleのアカウントがあれば無料で使えますが、Excelは有料です。
■処理スピードについて
スプレッドシートは使用しているインターネット回線の影響や扱うデータ量の多さによって、処理スピードが遅くなることがあります。
一方、Excelはオフラインで作業でき、処理スピードの影響が出にくいと言えるでしょう。
■装飾の数について
スプレッドシートはシンプルな装飾ですが、Excelはスプレッドシートよりもフォントやフォーマットなどが豊富にそろっています。
見た目にこだわったレポートを作成したい時などはExcelを使用することをおすすめします。
誰でも手軽に始められる表計算ソフトGoogleのスプレッドシート。
ビジネスだけでなく家計簿の計算など使い方は様々です。
ぜひ一度使ってみてください。