今年も梅雨の季節が近づいてきました。
雨が続くとこの不動産業界界隈では何かとトラブルが起こります。
雨は、地盤を緩ませ、そして隙間に忍び込む。
空き地ならば土が跳ねブロック塀を泥だらけにし、泥水は道路に流れ出ます。
以前そんなための除草シートをお勧めしました。
土埃を避けられ雑草が生えるのも防げます。
シートを張って20cmのU型ピンで抑えるんですが、等間隔で上手に打ち込んだにもかかわらず、強風に負けてピンが抜けてしまうことがあります。
そうなるとベロベロ捲れカーテンのように風になびいてしまいます。
これはこれでトラブルの元となるので要注意です。
また、バルコニーや雨樋には冬の間で落ち葉が溜まり、取り除かなければ排水溝を塞ぎます。
雨水が上手く流れなければ雨漏りの原因となります。
そんな雨も一方では「恵みの雨」とも言われます。
当社サービス「不動産有料引き取りSOS」では、関東近県の原野や山林を引き取っています。
ご相談当初の下見時には枯れて更地だったのに、案件が進んだので改めて見に行くと鬱蒼と生い茂っている、なんてこともしばしば。
草木はちょっと目を離すとグングン伸び、今時期には背丈近くなっていることもあります。
不動産は資産である反面、常に保有リスクがあることを改めてお忘れなく。
ご相談や携わった案件の具体的なお話し
先日、不動産再生事業の一環で訳あり物件を購入しました。
改めて「訳あり物件」とは「知っていたら契約していない」という瑕疵を持つものです。
① 雨漏りなどの「物理的瑕疵」
② 未接道などの「法律的瑕疵」
③ 近隣ゴミ屋敷などの「環境的瑕疵」
④ 事故や事件などの「心理的瑕疵」
と大きく4つが挙げられます。
以前も引き取ったことのある④ 心理的瑕疵物件、これが今回の案件です。
建物内で居住者が自ら命を絶ってしまいました。
当社は「自殺や他殺」「火事」について積極的に購入することはありません。
大先輩からの教えということもありますが理由は二つ。
・ 死がかかわった不動産をビジネスにしない。
・ 一度取り扱うと「寄ってくる」。
そう、不動産業界は狭いので、「人が死んだものを安く買って、高く売っている」とか、「あそこって自殺物件買うんだって」など、一度噂が回ると、その印象がずっと付いて回ります。
今回は長らくお付き合いしている仲介会社からの依頼で、当社が介入することで解決するなら、と引き受けました。
今回の事件について近隣は知りません。
とは言え当社は不動産を取得したあと、売主として一般消費者へ売却します。
買主様には土地や建物についての重要事項のほか、付帯する設備に関すること、そして物件の状況を書面で説明します。
今回の心理的瑕疵を告知する義務があるんです。
仮に近隣が知らないからといって、言わなくて良いわけではありません。
自殺や他殺などが起きた不動産は、流通相場100%では売れず、おおむね30%減額するといわれます。
一般消費者に対して70%前後なので、当社が引き取るとなるとそれ以下。
しかし果たして、その70%前後で本当に売れるのか。
買ってくれる人が一人いれば良いだけなんですが、その一人がいるかどうか。
いつも以上に不安に駆られます。
それだけでもやはり通常より保有リスクは高いと感じます。
事故や事件が起こった建物は供養の面と、買主様が思い返す機会を減らすため、解体して更地にします。
大先輩の教え、と先に書きましたが、今ではその大先輩方々と同じ年頃となりました。
流通しにくい不動産を、できうる限りの対処を行い、なるべく流通しやすい形にし、再度市場へ。
その一助となれば本望かな、と思う部分もある今日この頃です。
不動産業界思い出あれこれ
②『手土産の重要性』
若い頃に聞いた話しなので、根拠ははっきりしていませんが、いまだその教えの通りに対応していることがあります。
謝罪時の菓子折りは、重さ=誠意だから、とにかく重いものを持っていけ。
人の体と心は直結しているから、手渡されたものが重たければ、その重さが勝手に価値を生み出し、自然と怒りも和らぐもの。
これは江戸時代から始まっているとか、いないとか。
その重いものとして最適な、容積パンパンの代表的なお菓子と言えば虎屋の羊羹。
ということから、当社の手土産は謝罪のときじゃなくても虎屋の羊羹が圧倒的に多いわけです。
そして日本人で羊羹が嫌いな人はいない、と信じています。
小型羊羹の詰め合わせを多用していて、近隣挨拶時などは10本入りの3,000円、お礼や謝罪には18本入りの5,000円程度。
この18本入りなんてすごいですよ。
縦24.8cm、横18.0cm、高さ2.3cmなので小さなノートパソコン、そうiPadくらいの大きさです。
それなのに重さはなんと1.1kg!
包装自体は大きくないので、初対面のご挨拶などでお渡しするときに、遠慮する相手でも受け取ってくれやすい、といった利点もあります。
また、歯の悪い年配の方は固いものが苦手だったりしますので、オールマイティーな手土産としてお持ちするのに重宝しています。
ワンポイントスキルアップ
メールアドレスの件名でフィルタを作成する方法
Gmailのフィルタルールを作成しておくことで、受信メールを任意の種類で分類し管理することができます。
前回は送られてきたアドレスで振り分けましたが、今回はメールの件名で、フィルタを作成する方法をご紹介いたします。
(ゴミ箱や迷惑メール内のメールは、フィルタの対象外です)
【 メールにラベルを付ける 】
1. Gmailを開き、検索窓の右端にあるアイコンをクリックします
2. ラベルをつけたいメールの件名を入力した後、 「フィルタを作成」をクリックします。
3. フィルタの条件をチェックしていきます。今回は以下の条件を設定していきます。
「受信トレイをスキップ(アーカイブする)」、「ラベルを付ける」 にチェックした後、 横にあるプルダウンメニューから「新しいラベル」 をクリックします。
4. 新しいラベル名を入力した後、「作成」 をクリックします。(※任意のものでO Kです)
5. 「〇〇件の一致するスレッドにもフィルタを適用する」にもチェックを入れた後、「フィルタを作成」 をクリックします。現在受信トレイにあるメールにルールが適用されます。
※ 検索条件で入力した件名と同じ件名のメールが受信トレイにない場合
「 〇〇件の 」 と件数は表示されませんが、同様にチェックしておけば以後受信したメールにフィルタ条件が適用されます。
【 フィルタが適用されたメールを確認したい場合 】
受信トレイの左側に、「楽天西友ネットスーパー」のラベルが作成されています。
こちらをクリックすると現在ラベルがついているメールの一覧が表示されます。
【 作成したラベルなどを編集・削除したい場合 】
1. 受信トレイの右上にある歯車マークをクリック後、「すベての設定を表示」 をクリックします。
2. 「フィルタとブロック中のアドレス」から、現在設定されているフィルタの一覧を見ることができます。
こちらの画面からフィルタの編集・削除などが可能です。