この時期になると届くもの。それは固定資産税、都市計画税の納付書。
4月に評価証明書が取得できるようになり、5月や6月に固都税が決定し発送されます。
当社は都内周辺の不動産のみならず、「不動産有料引き取りSOS」で保有している山林や原野が全国にあります。
そのため、それはそれは大量です。それこそ塵も積もればなんとやら。
今年は3年に一度の評価替え。都心部は上がっているでしょうね。郊外や地方も引っ張られているでしょうか。
恐ろしい。
納付書は1月1日の所有者宛に届きます。では年明けから3月31日までに売却したら?
売却済み売主のもとに届いてしまいます。
そのため契約時に取りうる方法は2つ。
① 前年度分で清算して終了。
② 後日、今年度の税額が決定してから清算。
①は手離れ良くて良いですね。でも今年なんか税額が上がる可能性大。そのため②の方が安全かもしれません。
前年中に解体していたらなおのこと。
①で済ませると納付書が届いて驚くはずです。
なぜなら昨年は建物が建っているので、土地は6分の1程度まで軽減されています。
今年1月1日時点では更地のため軽減されず。去年と比べると相当上がっています。
そんなことにならないよう②!納付書が届いたら忘れず仲介会社さんへ連絡!
ご相談や携わった案件の具体的なお話し
都内にある平成3年築の木造アパートを所有しています。
順調に満室で稼働していました。
昨年暮れに1室から解約希望の連絡があります。
その対応をしている最中、その隣りの部屋からも解約通知。
その後、すぐさらに隣りの部屋から更新せず引っ越すとの連絡が。
3か月の間で隣り合わせで3室が一気に空室となることに。
皆さんそれなりの期間入居されていました。
室内の壁や床はもちろん、給湯器やエアコン等の住宅設備も劣化が進んでいました。
原状回復費用は各室それぞれ30~50万円。臨時出費にしてはとっても大きい。
木造住宅の耐用年数は22年。
とはいえすぐに住めなくなるわけではありません。
築後33年を迎えるアパートは外観からも痛みが目立ち始めています。
全14室のうちの空室が3室。ここは悩みどころです。
① このまま普通借家で満室を目指す。
② 徐々に全室定期借家を目指す。
仮に①ならば賃料収入はそれほど変わらずに続くはず。
でも②ならば賃料収入は減り募集のハードルも上がります。
そこで諸先輩方に意見を伺います。
・ これから一層維持管理費用がかさむことになる。
・ 室内のみならず屋根や外壁の大規模修繕もかかる。
・ 切り替えるには良いタイミングじゃないか。
とのこと。
まとめた結果は②。
路線変更すると暫くは持ち出しが続くかもしれません。
覚悟を決めてまず空室3室は定期借家にて募集開始。
賃料は従来よりも2~3割減。
期間は2年ではなく3~5年。
問い合わせがあるところで設定してください、と幅を持たせてお願いします。
次に賃貸中の11室には相談のお手紙を送ります。
つらつらと長文となったお便りを要約すると、
- ・ 建物の老朽化の説明
- ・ 賃料を約6割まで減額、明渡し期間は再来年末まで。
- ・ 今なら月額賃料約4倍分の商品券を贈答。
- ・ ご協力いただけると嬉しいです!
その結果、8室から連絡があり7室は前向きでした。
これで半分以上が定期借家契約へ移行となるはず。
連絡のなかった4室の方々とは、これからゆっくりとお付き合いさせていただきます。
正解はないけれど、当社がやってきたことをお話しすることができます。
同じ課題や悩みを持っている方はお気軽にお問い合わせください。
不動産思い出あれこれ
②『期間は短い方が良い』
先輩方に教わったこと。
買付、いわゆる購入申込書をもらったら契約日は最短で設定。
基本は翌々日か直近の週末。翌週なんてもってのほか。
購入申込書には何も拘束力もないし、買いたい! と思って書いた時が気持ちのピーク。
時間が経つほど不安が募り周りに意見を求めるようになる。
そうすると人生の先輩風を吹かせ、オレオレ的なアドバイスをする人が必ず現れるんです。
「お前、それはこうしなくちゃダメだよ~」と。
これが大抵はマイナス助言。
まとまる話もまとまらず、結果破談となってしまいます。
そして決済は長くても契約日の翌月末まで。
契約を締結しているので購入申込書とは違い拘束力があります。
ここで心配するべきことは、人の人生は何があるか分からない、ということ。
普通に生きているつもりでも、いつ急な体調変化や交通事故が起こるか分かりません。
売主様、買主様、ともに元気で健康なうちに取り引きを完結する必要があります。
だから意味もなく引渡しの日を先とするのは得策ではなく、準備が整ったら1秒でも早く決済を行うよう努めています。
ワンポイントスキルアップ
「メモアプリで書類整理」
4月から新生活が始まり、就職や転職をした方、お子さんが入学・入園した方は、沢山の書類が溜まってきている頃ではないでしょうか?
ペーパーレス化が進んだ今でも紙の書類を渡される機会は多くあると思います。
書類の整理に困っている時は、ファイリングの手間をなくしたり、いつでもすぐに確認できるように、スマホに搭載しているメモアプリなどで管理するのがおすすめです。
今回はiPhoneに搭載されている、メモアプリでの書類整理の方法をご紹介します。
【メモアプリでスキャンする】
今回は例として、幼稚園で配られるおたよりをスキャンして保存していきます。
まずは、iPhoneに標準搭載されているメモアプリを立ち上げましょう。
そしてカメラマークを押すと選択する項目が4つ出てきますので、その中から【書類をスキャン】を押してください。
カメラが立ち上がると黄色い網掛けが出てきて、スキャンする書類を自動検出してくれます。
きれいにスキャンするには明るさや角度など工夫が必要ですが、後から削除することもできるのできれいにスキャンできるまで何枚か撮っておくといいでしょう。
この他にも同じフォルダー内に保存する他の書類があれば次々撮影していきます。
スキャンが終わったら、必要のないものは削除したりして整理をし、最後にフォルダーに名前を付けて保存して終了です。
これでファイリングした書類を探す手間もなく、外出先でもすぐに確認することができます。
スキャンした画像のメモに【#幼稚園】などハッシュタグを付けておくと、後で探す時に役立ちます。
スキャンする書類の中には、連絡網など個人情報が載っているものや、契約書など他の人に見られたら困るもの大切な書類もあると思います。
そういう時は画面右上にある○に…が書いてあるマークを押し、【ロックをする】ことができるので安心です。
スキャンした書類は、LINEやメールなどで共有することもできるので家族などと情報共有するときにも便利ですね!
紙の書類の整理にお困りの方はぜひ一度使ってみてください。