早い地域では今月には固定資産税納付書が届きます。
価格の高い東京都の発送は毎年6月。
とは言え、今月から続々と届き始めるのでドキドキしながら待ち構えます。
不動産は、取得する時も、所有していても、手放した後も、いつでも税金がかかりますね。
「国民は、法律の定めるところにより、納税の義務を負う」
致し方ありません。
正しく納税するために、日々学び、足りない知識は専門家に協力を仰いでいます。
さて、あいんず通信が皆さんのお手元に届き始めて2年が経ちました。
敢えてアナログな封書でお届けしようと始めましたがなんとか続けることができています。
「頑張ってるね」と激励され、「ネタ切れ感が出てきているね」というお叱りを受けることもあれば、3月号では「体調大丈夫!?」というご心配を多数いただきました。
思いのほか皆さんにはしっかり目を通してもらっているようで、驚きと嬉しさでいっぱいです。
続けることの大変さと大事さを噛みしめながら3年目に突入します。
何かお気づきの点があればいつでもお問い合わせください!
真伨に受け止め今後の参考とします。
ネタ切れ感を埋めるネタもいつでもお待ちしています!
ご相談や携わった案件の具体的なお話し
最近では、当社も駆け込み寺感が強くなってきました。
それでも、1件ずつ出来うる限り、お困りの皆様の力になりたいと考えています。
そんな中、先日埼玉県の山奥の山林をどうしても手放したい、という相談を受けました。
地目が山林とはいえ周辺にはお住まいの方や別荘がいくつかあります。
草がぼうぼうのまま放置しておくわけにいかず、毎年伐採には1万円ほどかかっています。
また、起伏のある坂道を維持するため、近隣住民で管理費を徴収していて月々2,000円。
固定資産税はかかっておらず年間トータル35,000円程の支出があります。
今後使わない不動産にお金が出続けるのは困るとして、当社に買取の依頼がありました。
建物があれば、昨今流行りのテレワークで郊外の古民家が人気だったりします。
しかし本件は土地のみ。
買い取ったとして売れるのかと、近くの不動産屋さんに電話して聞いてみるも需要は皆無。
それじゃあ引き取ってもらえないかと、隣接する方々に直接訪問して聞いてみたところ、これ以上土地を増やしても邪魔になる、とお断りされました。
そんな土地を当社が取得しても売れない可能性は高い。
しかし個人の方の売却と不動産売買を生業としている当社が販売するのでは、ノウハウを知っているため負担が異なります。
所有権移転登記費用等をご負担いただき、当社にてお引き取りしました。
という話を進めている最中、平成27年に取得した千葉は外房の土地。
6年前に、本件同様どうしても手放したい、という相談から引き取った物件です。
レインズにも掲載し続け全く音沙汰のなかった物件に、当社独自のアプローチで遂にお問い合わせがありました。
都内の方で、郊外の別荘を検討していて安価な土地を探していた、とのことです。
1件売却となり、そして代わりに1件取得。
今回の山林もゆっくりじっくりと販売していれば、思わぬところでひょっこり素敵な買主と出会うかもしれない、という淡い期待を持っています。
関東周辺ならば不要として手放されたいお客さまがいらっしゃいますが、空家や空地であっても実は需要があったりします。
この需要と供給をもっとうまく結びつけられないか現在模索中です。
不動産あるある
01『地名』
北海道十勝出身の私は上京したての頃、「広尾」という地名を初めて聞いて十勝管内最南端の町を思い出しました。
これまでご相談いただいたときに「そっちかい!?」となった、同じ地名あるあるで印象的だったもの3つをご紹介します。
まず「新宿」。
これは業界内では有名ですが、「新宿5丁目、アパート、10%」と紹介を受け、「これは安い」と思って概要書を見ると、新宿区新宿ではなく葛飾区新宿。見間違えた自分が悪い。
次に「三田」。
都内には港区三田と目黒区三田があります。
同業の間では物件について最寄り駅ではなく住所で話しをするので、「この前、三田の土地かさぁ」などと聞くと「それって港三田?目黒三田?」と通ぶって知識のマウントを取りにいきます。
最後に「渋谷」。
「永長さんは渋谷の戸建は取り扱います?」なんて言われたら、「当社渋谷なのでお近くです!」と鼻息を荒くして食いつきますが、よくよく話しを聞くと神奈川県の「大和市渋谷」。
「すみません、全然近くありませんでした」なんてことも。
このほかにも、「青海」と「青梅」の読み間違いや、「立川」を墨田区では「たてかわ」と読むなど、地名や読み方、その由来は実に奥が深い!